ぽんすけ育成会の活動
ぽんすけ育成会では ぽんすけ(シナイモツゴ)の保護を通して 里山環境の保全を目指しています。
できることは限られていますが 現在行っているプロジェクトを一部を紹介します。
生息地調査
ぽんすけの現状を知るために定期的に生息地のモニタリング調査を行っています。あわせてDNAなどの解析も行っています。
そのため、いつでも調査できるように「ぽんすけ育成会」は希少種シナイモツゴを捕獲許可を都度取る必要のない認定団体として県に申請し、許可をいただいています。
ぽんすけ田んぼ
ぽんすけはため池にすんでいて、ため池は米作りには欠かせません。里山の田んぼやため池は貴重な湿地環境です。もともとそうした環境は平野部にたくさんありました。そこにはぽんすけだけでなく、たくさんの生き物がくらす場所でしたが、今では平野部は開発されて、里山にだけ残された環境となってしまいました。
しかもこの地では昔ながらの生き物にやさしい農業を続けてきたために他にない豊かな自然が残っています。
この自然を残すため、ため池を守るために育成会では米作りも行っています。ぽんすけだけでなく、多くの生き物も生きていける無農薬での米作りです。
ぽんすけ絵手紙
きっかけは こどもたちにもわかりやすく
ぽんすけのことを説明できるものをつくりたい!
というおもいから
会員の中で できることを紡ぎ合わせ
試行錯誤の末 できあがったのが
この絵手紙です。
まだ2枚ですが思いがたくさんつまっています。
この絵を通していろんなものが伝わると嬉しいな。
まだまだ伝えたいことはたくさんあるので
のんびりとじっくりと制作予定です。
首を長くしてお待ちください。
©ぽんすけ育成会
ぽんすけ紙芝居
絵手紙をパワーアップして
地域の宝をもっと より多くの人に
よりたくさん伝えたい
そこで紙芝居企画を立ち上げました!
来年の地元小学校の150周年記念にあわせて
完成できたらいいなと
現在プロジェクト進行中です!
生物調査
ここにはぽんすけ以外の生き物たちの中にも魅力的で貴重なものが数多く残っています。そのため 機会をみつけて生き物を観察しながら調査し 記録を残しています。県内では初記録という微小水生甲虫なども見つかっています。
ウェブページやSNSでも少しずつ紹介していけたらと思っています。
ため池のかいぼり
ため池はほっておくと埋まってしまいます。定期的に泥あげや植物の除去などが必要なのでため池のかいぼりを行っています。
農閑期の秋から冬にかけて行うことが多いので 氷の張った池で行うこともありますし、泥上げは重労働だし、匂いもきついですが、終わった時の達成感はすごいですよ。なにより人手が必要な作業なので 興味があればぜひご協力ください。
観察会、出張授業
希少な生き物がたくさんすむ池で 観察会も行っています。本物をながらの観察はたのしいですよ。
また 出張授業なども可能ですので、興味がある方は事務局までお問い合わせください。